コンプレックス(小学生編)
普通の日本で暮らす日本人であれば、普段の生活で英語に接する機会はあまりありません。
ただ、時として英語が分からないことで不便さを覚えることがあります。
学生時代の受験勉強、海外の旅行客から道を訪ねられた時、知りたい情報が英語の文献でしか存在しないとき etc
皆さんはこうした英語のスキルが求められる状況において、うまく英語を使えないことに対するコンプレックスを抱いた経験はないでしょうか。
思い返すと、私の人生ではこの英語に対するコンプレックスを抱き続けていた気がします。
手を変え品を変え襲ってくる、この魔物ようなコンプレックス。
ずっと、受け入れてきたこの気持ちを今こそ解消するために立ち上がらんと
意気込んでブログを始めたわけですが、そもそも私がどのようなコンプレックスを
持っていたのか、紹介していきたいと思います。
初めて私が英語に対するコンプレックスを感じた出来事ありました。
時は今から遡り、私が小学生だったころのことです。
今では小学生の授業に英語が組み込まれているようですが、私が小学生だったころは
学校で英語に接する機会は皆無に近い状態でした。
バブルが崩壊し、日本は貿易摩擦の関係改善の圧力を迫られていた時代。
IT技術の発達により日本と国外の精神的な距離が徐々に近づいていた時代。
そんな1990年代。
これから国際交流の必要性がさらに高くなり、日本人も今まで以上に海外に出る時代と
なるため、英語も少しは使えるようにならなければいけないというようなことが言われた気がします。
子どもの私も世の中のトレンドに乗せられるように、先んじて英語の勉強を始めるべく英会話教室に通っていました。
この英会話教室で何をしていたか、正直なところあまり覚えていませんが
外国人の先生が絵を見せて、子供たちが英単語を答えるようなことをしていた
気がします。
ほとんどお遊びのようなレッスンでしたが、英語の単語だけではなく発音も教えてもらっており、周りの同級生に比べれば自分は英語が出来るという自負が子供ながらにありました。
そう、もとももと私は英語に対して謎の優越感があったのです。
その優越感が突然、この先長らく私を苦しめるコンプレックスに
代わるとは露ほども知らず。。
さて、コンプレックスを初めて感じた経験ですが
とある果物が関係しています。
皆さん、この果物の名前をご存知でしょうか。
そう、リンゴですよね。
小学生の頃、友人の家で遊んでいるとき、
私達はおやつにリンゴをよく食べていました。
小学校3年生くらいのある日、いつものように
おやつのリンゴを食べていると、私が英会話教室に
通っていることを知っている友人が私に尋ねました。
リンゴって英語でなんて言うの?
私は思いました。
リンゴなんて簡単な単語も知らないのか~。
そして、即答しました。
リンゴは英語で「アッポー」と言うんだよ!
それを聞いた友人の返答
それは間違っているよ、リンゴは英語で「アップル」と言うんだよ。
私は仰天。
アップル!?
確かにリンゴジュースはアップルジュースと言うし、
某IT系の大企業もそう呼ばれている。
じゃあ、アッポーで何なんだ!?!?!?!?!?
まぁ、某IT系の大企業の存在は当時、知らなかったので
嘘の回想ですが笑
友人に試されたうえ、自分のやってきた英会話がいったい何者なのか
わからなくなってしまった私が意気消沈したことは事実です。
結果、英語に対する優越感は立ち消え、コンプレックスだけが残っていました。。
今思うと外国人の先生の発音であるアッポーと日本人の発音である
アップルが同じものであると気づかなかったというアホな話です笑
ただ、この件を機にというわけではないですが、その後
英会話教室を辞めて、英語と接する機会はなくなりました。
これにより、英語に対するコンプレックスと接する機会は
一時なくなりました。
英語なんて日本で暮らす上では必要ないよ(^ ^)
そんな風に考えていた気がします。
数年後、中学生になった私は再びこの魔物と再会するとは知らずに。。。